こんにちは!
初回からよんで頂いている方は、もうすっかり自動車保険マスターになりつつありますよ!!
僕も勉強して理解することで、保険のおもしろさみたいなのが少しわかってきた気がします。
さてこの自動車保険口座も4回目、後半戦の今回は、自動車保険に付帯できる+αの特約について解説します。
重要度はこれまでのより低いので、興味のあるところだけ読んでいただければと思います!
初めて来られた方は、下のリンクの①からどうぞ!
それでは早速始めていきましょう。
全部書くと大変だし、ほぼ使わんだろっていう内容のもあるので、大事そうな特約だけピックアップして紹介します。
他者運転特約
友人や知人から借りたお車を運転中、事故を起こしてしまったときに使える特約です。
借りたお車にご自身で契約している対人対物・人身傷害・車両保険を使うことができるので、迷惑をかけなくてすみますね。
もちろんこの保険を使うとご自身の等級が下がってしまうので、使わなくてすむのが一番いいですが…
たまに借りる程度の使用に限りまして、ずっと借りていて日常的に使用しているっていう場合は対象外になります!!
自動セットの特約です。
臨時代替自動車特約
契約車が整備や修理中で使用できないとき、借りている代車に使える特約で、もし事故が起きても自分の保険を使って修理や治療、賠償をすることができます。
さっきの他者運転特約と何が違うの?というと、さっきの他者運転特約は『運転中』のみの対応になりますが、こちらの臨時代替自動車特約は駐車・停車中でも使えます。
ただし、対象が修理や点検などで借りている修理工場の代車のみになるので、逆に言うとさっきの他者運転特約は、駐車中の事故に使えないんですよね。
このあたりが少しややこしいので、注意が必要なポイントになります。
自動セットの特約です。
弁護士費用に関する特約
自動車保険には、弁護士費用を補填してくれる特約があります。
弁護士というと、ドラマやニュースくらいでしかなかなか見ないですよね。
僕もそうで、未だにお世話になったことはないし、縁がないお仕事だな~って感じる方が多いと思います。
それなのに、その弁護士の特約、いる?????笑
って思うかもしれません、
でも、ちょっと待ってください!
例えば交通事故で示談交渉をするってなったとき、基本的には自分が入っている保険会社がしてくれるんですけど、中には保険会社がしてくれないケースもあるんですよ。
それが自分側に過失が一切ない場合です。
自分側が一方的な被害を被った場合には自分の保険を使えないので、相手(の保険会社)との交渉は自分でしないといけません。
めんどくさいし時間はかかるし、そもそもどうしたらいいかもよくわからないし不安になると思います。
そんな交渉をしなくても相手側から十分な賠償金がもらえるならいいですが、向こうもできるだけ支払うお金を減らしたいので、なかなか納得できる金額を受け取れることはないでしょう。
そんなときに弁護士に相談できたら助かりますよね。
なにもしなくても自分の代わりにプロが解決してくれるので、治療に専念できます。
「まあ最悪そのときは弁護士費用くらい実費で払うけど…?」
そんな声にお答えしましょう。
ちなみに弁護士費用ってだいたいいくらくらいすると思います???
例えば交通事故で怪我をしてしまって、示談交渉を弁護士に頼んで500万円の損害賠償金を受け取れた場合
この場合の弁護士費用、なんとおよそ102万円くらいかかります。
せっかく揉めに揉めて嫌な思いや大変な思いもして、なんとか500万円勝ち取ったのに、そのうちの20%も弁護士費用に消えちゃうんですよ。
助かったけど、でも損した気がする!!100万円返して~~~~!!こんな怪我したのに~~~~~~!!!ってね、思いますよね。
そんなときに備える特約になります。
おっ!なんだか入りたくなってきましたね…??
この弁護士費用特約にも種類があって、
・自動車事故だけに使えるもの
・それに加えて自転車事故にも使えるもの
・さらにその2つに加えて日常生活の怪我や賠償に使えるもの
の3種類があります。
日常生活でいうと、例えば
アパートの上階からの水漏れで家の中がびしょびしょに、、、
公園でボールが飛んできて怪我してしまった、、、
学校で同級生に怪我をさせられた、、、
泥棒に入られてお金が帰ってこない、、、
などなどのケースは、この特約で弁護士に相談して解決することができます。
ぜひ必要に応じて検討してみてください。
ちなみに、この特約は同居のご家族でだれかお一人契約をされていると、そのご家族全員が使えます。
ファミリーバイク特約
車の保険と同じ内容の保証に原付バイク(125CC以下)もセットで付帯することができる特約です。
原付単体で保険を契約する場合と、この特約とで比べた場合、この特約のほうがなんと半額以下の金額で付帯することができます!
なので車と原付バイクを所有されている方は必ず入るべきかと、、、!
(しかもお一人が契約するだけで同居の家族にも使えます)
日常賠償特約
これはもはや必須の特約となっていて、京都府では条例で加入が義務付けられています。
日常生活での事故で賠償責任を負ってしまったときに補填してくれるもので、例えば、
ショッピング中、お子さんが高額な商品を破損させてしまったとか、
線路に誤って入ってしまって電車を止めてしまったりとか、、、
想像しただけでも恐ろしいですよね…!
そんないざというときの賠償はこの特約でカバーしておきましょう。
日常賠償特約という名前ですが、自転車事故にも使える特約で、相手を怪我をさせてしまったときにも使えます。
これまた1家族に1契約で家族全員補填されますので、なんせ必須の特約であると覚えておいてください。
国内では無制限、国外でも3億円まで、さらに国内事故では示談交渉サービスもついてくる、とってもありがた特約です。
とまあ駆け足気味でご紹介しましたが、このとおり自動車保険には、自動車以外の部分も補填してくれる特約があります。
各保険会社によって異なる部分もありますが、いざというときの備えとして、検討いただければと思います!
以上、その他の特約について解説させていただきました。
今回もお付き合いありがとうございました…!!
今回覚えてほしいのは、
日常賠償特約だけはなにがなんでも入る
です。
そしてようやく、これで保険の内容については終わりになりまして、次回はついに最終回、~料金システム編~です。
ではまた!!