こんにちは。
少し前ですが、レンジローバーのオイル漏れ修理を承りました。
下回りがオイルでかなり汚れていて、どこからの漏れなのかが特定しにくかったのですが
タペットカバー付近が特に汚れていたので、まずはここから修理していくことにしました。
まずは中央、左右についているカバーを外します。
左右のカバーはメクラでうまいことボルトが隠してあります。
カバーがとれたところ
イグニッションコイルも外します。シルバーの金具でカプラが止まっています。
あとはタペットカバーの取り付けボルト、ナットを取り外せば、タペットカバーが外れます。
周りの配線やホースなどが干渉するので、外すのも結構きつかったです
さて、ここまでで何回「カバー」って言ったでしょう?(笑)
ゴムパッキンが劣化してカチカチになっていました。
これではオイルが漏れても仕方ありませんね
きれいに掃除して、パッキンを交換します。
あとは元通り取り付けるだけなんですが、これがめっちゃ苦戦しました…
外す時ですらかなりきつかったのに、取り付けは新品のパッキンが外れないようにそっととりつけなければいけません。
しかも奥の方は手が届かないという・・・
ゴムがちょっとでも外れたらそこから全部はずれてしまうので、また一からやりなおし。
新品のゴムパッキンが汚れてたら掃除して・・・
そして今度は外れないようにカバーをそっと取り付けて・・・
でもやっぱり途中で外れてしまって・・・
またカバーを取り出して・・・
新品のパッキンが汚れてたら掃除して・・・
そして今度は外れないようにカバーをそっと取り付けて・・・
でもやっぱり途中で外れてしまって・・・
またカバーを取り出して・・・
新品のパッキンが汚れてたら掃除して・・・
そして今度は外れないようにカバーをそっと取り付けて・・・
でもやっぱり途中で外れてしまって・・・
またカバーを取り出して・・・
新品のパッキンが汚れてたら掃除して・・・
そして今度は外れないようにカバーをそっと取り付けて・・・
でもやっぱり途中で外れてしまって・・・
またカバーを取り出して・・・
新品のパッキンが汚れてたら掃除して・・・
そして今度は外れないようにカバーをそっと取り付けて・・・
でもやっぱり途中で外れてしまって・・・
またカバーを取り出して・・・
新品のパッキンが汚れてたら掃除して・・・
そして今度は外れないようにカバーをそっと取り付けて・・・
・・・・・
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危ない危ない…
理性を失うところでした・・・
それほどこの作業は厄介なのです。
怒ったぼくは少ない脳みそをふりしぼって、ある作戦を思いつきました。
名づけて!タイラップで止める作戦!(ひねりなし!!)
説明しよう!!
手の届かない奥側をタイラップで止めることにより、ゴムが落ちないようにしているのだ!
そしてうまく取り付けれたらタイラップを切って回収し、証拠を隠滅するのである!!
そしてこの作戦が功を奏し、無事に取り付けることができたのです!
ただ、残念ながらもう片方もあるんですよね・・・
こっちも同じく何度も何度もやり直し、
二人がかりでなんとかとりつけることができました・・・
あとは元通り組み付けるだけ。
下回りのオイルを綺麗に掃除して試運転をしました。
これで完璧!と言いたいところですが、
タペットカバーの漏れは止まったものの、
パワステからもオイルがじわっと漏れていました。
この修理は次回またお預かりすることにして
今回はここまでで納車させて頂きました。
ありがとうございました