突然のカミングアウトで恐縮なんですけれども、実はぼく、こう見えて、文字フェチなんですよね。
は?
いや、は?ですよね。わかります。
文字フェチって言っても多分色々な種類があるとは思うんですけど、例えばゴシック体が超好きとか、いやいや俺は明朝体派だぜとか、習字の墨のかすれ具合で白米食えるとか、パチンコのネオンの『パ』だけ消えてる写真をひたすら集めてるとか、まあ多分そういう人もいるんでしょう。世の中には。ヤバイやつって意外といますからね。
で、ぼくの場合は、女性が書く字が好きなんですよ。
書く文字が綺麗っていうだけで惹かれるし、逆にすごい美人なのに字がめっちゃ下手とか、それはそれであり。ギャップ萌え。
おーい一番やばい奴がいたぞ〜〜〜!
中でも一番好きなのが嫁の書く字でね。惚気じゃなくて、まじで世界一好き。
どれくらい好きかっていうと、誰でも人生に1度は、
「ア〜〜 タトゥー入れてえな〜〜〜」
って謎に思う時期があるじゃないですか。ありますよね?
もしぼくがタトゥー入れるなら、嫁が書く字を入れようと思ってるんです。それくらい好きですね。ええ。
これは嫁が書いてた仕事のメモで、誰かに見せるとかじゃないから自分が読めたらいいってぐらいの適当さで書いてるとおもうんだけど、いや、ただのメモでこんないい字書くことあるかよ??本気出したらやばいじゃん。メモで字才(文字の才能)の片鱗が見えてる。
漫画でよくある、主人公が遊びでやってるチャンバラをたまたま通りすがりの王の遣いが
「あやつ…やりおるぞ…」
ゆうて素質見出すヤツと≒(ニアリーイコール)。
これ完全にキングダムの1話ですね。いつか中華を統一するかもしれません。
嫁がたまに私の好きなとこ3つ言ってってウザがらみしてくる時があるんですけど、字がきれいっていうのは毎回言います。
あと2つは、そうですね、え〜っと、あの〜〜、そうそう、それよ、それそれ。うん。
我が家では基本的に書かなきゃいけない書類とかは嫁に書いてもらうし、毎朝書かなきゃいけない保育園の連絡ノートも全部お願いしてて。
これは決してぼくがめんどくさいから頼んでるわけではなくって、字が好きだからなのよ。ヤダ〜恥ずかしい〜〜
嫁いわく、どうやらこの字の美しさはお義母さんからの遺伝らしいんですよね。
これがイチカとナナセに引き継がれてることを心から願っています。
そしてこれからも保育園の連絡ノートを、よろしくお願いします。夫より。
終わり。